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海外で生活する時に心配になるのが
病気になった場合の対処です。

日本であれば病院に行くとか
動けなければ救急車を呼ぶなど方法があります。

しかし、海外となると言語の壁があるので
そう簡単には行きません。

台湾の場合は日本からも近いですし、
動けるくらいの元気があれば帰国して
日本の病院へ行くという方法もあります。

ただ、どうしても厳しい場合は現地の病院を
受信する場合も出てきます。

そこで、台湾の病院や保険についての
情報をまとめてみました。
 

1. 日本語対応が可能な病院

台北は幸いな事に日本語を話せる医師がいる
病院があります。

細かいところを言えばいくつかあるようですが
例を上げると臺安醫院(台安病院)は
国際特診センターという場所があり、
外国人向けの医療サービスを提供しています。

他にも馬偕紀念醫院も国際医療センターがあり、
日本語での受診が可能です。

どちらもWebサイトには日本語表記があり、
受診予約も可能です。

他にも台安病院に務めていた方が開業した
黄文香兒科診所という小児科専門の
診療所もあります。

この他にも内科や産婦人科、歯医者なども
日本語対応可能な病院やクリニックが
比較的多くあります。

詳細は台北ナビにもまとめてあったので
そちらを確認して頂くといいと思います。

中には日本人の医師がいる病院もありますが、
日本人の医師は数も少ない上に転職や帰国などで
いなくなる場合があります。

どうしても日本人がいいという場合は
受診前に確認が必要です。 

2. 医療費

日本語が話せる医師がいる病院が比較的多いのは
安心できるポイントだと思います。

しかし、保険に加入していない外国人は医療費も
全額自己負担になるので金額も気になる所です。

台安病院などの大きな病院の国際センターは
受診内容などに関わらず基本料という名目で
一定の金額がチャージされます。

少なくとも現地の人が受診する場合よりも
高い金額が請求されるということです。

実際の金額は症状や処方される薬によって
変わるので具体的な金額は出しづらいですが、
比較的軽い症状でも1万円前後になった
という話を聞いた事があります。

また、2017年から医療費も値上がりしたので
そういった部分も考えると決して安くはない
というのが現状です。

3. 保険

台湾で病院を受診すると医療費が
高くついてしまいますが、
保険に加入をすれば自己負担額をかなり
減らすことができます。

ただ、台湾の国民健康保険に加入するためには
就労ビザなど長期滞在用のビザを取得して、
さらに4ヶ月ほど経過しなければ申請できないので
ノマドワーカーには難しいです。

また、海外でノマド生活を送る人たちは
日本の住民票を抜いて、日本の国民健康保険も
脱退している方が多いと聞きます。

なので、日本に帰国して受診したとしても
医療費は全額負担になってしまいます。

個人的な経験ですが、保険非加入の場合は
検査目的でレントゲンを数枚撮っただけで
3万円を超えました。

そのため、一番いい方法は
クレジットカードの海外旅行保険に加入し、
海外の病院を受診することです。

保険の適応範囲や適応金額はカード会社や
種類によっても異なりますが、
多くの場合は保険の枠内に収まるので
自己負担をせずに済みます。

現在はキャッシュレスサービスなどを
提供しているクレジットカードもありますが、
この場合は事前に病院に申し出ておく必要が
あるので注意が必要です。

上記のサービスを利用しない場合は
最初に立替が必要になるので
いくらか現金を用意しておかなければいけません。

4. まとめ

海外で病院を受診するにはそれなりに
高いハードルがあります。

台湾は日本語が通じる病院が比較的多く、
他の国に比べると受診は簡単で
いざという時の安心感はあります。

その分、診察の費用も高くなってしまいますが
それもクレジットカードの海外旅行保険に
加入していれば、ほとんどの場合が
自己負担なしで受診できます。

なので、病気になりやすい人や心配な人は
海外旅行保険の加入をしつつ、
できるだけ危険を避けるようにしましょう。
 
病院に行く例としてよくあるのが
食あたりと風邪ですが、
夜市にある果物や魚介類などを避ければ
ほぼお腹を壊すことはありません。

また、冬場はかなり冷え込みますが
厚手の服さえ用意すれば風邪も
ひくことはあまりないと思います。

ぜひ、日々の生活の中で注意をしつつ
台湾でのノマド生活を楽しみましょう!